太陽光発電の特徴とメリットデメリット

更新日:2018年10月17日

一般住宅の屋根や壁面などにソーラーパネルを設置して発電を行うシステムのことを家庭用太陽光発電システムと言います。単に「太陽光発電」と略して呼ばれることが一般的です。

スマートハウスでは最初から設置されていることがほとんどですが、既存の住宅にも簡単な工事だけで設置することが可能となっています。

目次

  1. 特徴・仕組み
  2. メリットデメリット
  3. 今後の課題
  4. 賛成意見
  5. 反対意見
  6. 家庭用太陽光発電と産業用太陽光発電(メガソーラー)の違い
  7. 太陽光発電のメーカー比較
  8. 太陽光発電の一括見積もり比較

特徴・仕組み

太陽光発電の仕組み
(イラスト出典:中部電力

ソーラーパネルは、太陽電池と言う太陽光を電力に変換できる素材を並べてできているパネルのことを意味します。このパネルを屋根のような太陽光が当たりやすい場所に設置することで自家発電が可能となります。

発電することで電気代削減になるのはもちろんのこと、余った分を電力会社へ売電することもできます。

国や自治体が補助金制度を整備したことに加えて、ソーラーパネルメーカーやハウスメーカーなどによる積極的なPR活動もありましたが、当初は前述のように電気代削減や売電を全面に押し出していました。

しかし、東日本大震災が起きてからは違う側面からも注目を集めるようになっています。

それは非常時にも発電ができるという特徴です。何らかの原因で電力会社からの電力供給が途絶えてしまったとしても、家庭用太陽光発電システムを導入していれば自家発電が可能です。

太陽光が出ている限りという条件は付きますが、非常時にある程度の電力を使えるということは大きなメリットでしょう。

メリットデメリット

メリット デメリット
一般住宅にも設置可能 一般住宅に設置するにはコストが高い
二酸化炭素を排出しない 天候によって発電量が大きく変わる
再生可能エネルギーである 太陽の出ていない夜間はほぼ発電できない
故障しにくいためメンテナンスが簡単 メガソーラーは設置先地域の雇用を生まず、経済効果も限られる
補助金制度や固定価格買取制度が設けられている 遊休地活用には効果的だが、メガソーラーを設置するために自然破壊が起きる可能性がある

今後の課題

これから家庭用太陽光発電システムをより普及させるために克服すべき課題が2つあります。

1つ目は導入にかかる費用です。一昔前と比べるとソーラーパネル自体の価格が下落しているため、システムの導入費用も下がってはいますが、それでもすぐに即決できるような安い価格ではありません。

先の項目でも触れました通り、国や自治体の補助金制度が設けられていますが、それを利用したとしてもほとんどの場合100万円以上の費用が発生します。

電気代削減や売電による収入を考慮しても、初期費用が高くついてしまうため、自宅にシステムを導入したくても躊躇してしまうという現状があります。

もう1つは発電の効率です。現状でも発電効率は決して悪くはないのですが、それでも夜間や天気の悪い日に発電できないことを考えると、発電効率の更なる向上が求められます。

発電効率が向上することで電気代の削減量や売電量の増加を見込めますので、前述の費用に関することよりもこちらの方が重要な課題かもしれません。

賛成意見

●●太陽光発電は経済的な視点から見て全面的に賛成です。

その理由として、1つ目は電気代が安くなるからです。昼間に溜めておいた電気を夜に使うことで、夜に使うはずだった電気を使わずに済み、電気代が安くなります。一般家庭なら年間を通して約2万円程節電できます。

2つ目は、もし停電が起こったとしても電気を支えられることです。日本は台風がよく来るため、停電も起こりやすいです。ですが、太陽光発電で電気を溜めておけば、停電時でも電気を使えるため、困ることはないです。

3つ目は、日中溜めた電気を電気会社に売れることです。自宅で余った電気は電気会社に売れることができるため、電気代を安くしながら、お金を得ることができます。

以上の3つの理由から、太陽光発電には賛成です。

●●「廃棄物を出さない」「半永久的な供給が期待できる」など、こういった点では太陽光発電が最もよいと考えます。それは誰しもそう思っているのではないでしょうか。

ただ、効率的にエネルギーに変換できているかというと、そうでもないようです。もうそれが実現できているのであれば、化石燃料も原発も不要になっているはずですから。

日本は世界的にも技術の進んだ国だと思います。世界の叡智を結集して、太陽光発電の更なる高効率化の技術発展が叶わないかと、それを願います。

もちろんその先頭に日本が立てれば、各国から尊敬され、友好関係も現在より多くなると、そういう期待も持っています。

私たちを照らしてくれている太陽はまだ40億年以上も寿命があるかと、そのように認識しています。こんなに長くエネルギーの素となってくれる存在はありません。

太陽光発電が一般的になれば、地球温暖化の原因であるCO2排出も抑えられ、放射能のリスクのある原発も無くせるはずです。

●●太陽光発電には基本的には賛成したいと思います。

やはり、他の発電方法よりもクリーンな方法であり、有害な物質などが出てしまうことがないということが一番の賛成理由ですが、その他にも現状では太陽光というのは毎日のように降り注いでいるものですし、誰のものでもありません。

そのエネルギーを有効に活用するというのは、非常に有益なのではないかと思ったというのも理由の一つです。

もちろん、太陽光パネルの設置やパネルが壊れた際の対策、パネル自体の強化など、まだまだ課題は残されているので、全面的に賛成するというのはまだ難しいのかもしれませんが、今後技術が進歩してくればそれらの課題も払拭されてくるでしょうから、未来の明るい発電方法なのではないかと思い、賛成したいと感じています。

●●現在私の住む地域では、休耕田などを利用した太陽光発電の設備を設置するところが増えています。東日本大震災以降原発の安全性の問題から、安全な発電方法に注目が集まっていて、その影響もあるのでしょう。

いまのところそれがどの程度の電力を生み出しているのかなどは一般には知られていませんが、仮に発電効率が上がってくれば、各家庭に小型の太陽光パネルを設置し、それにより家庭の電力を賄えるようになるといった話も実現可能なのではないでしょうか。

そういったことになれば、家計のみならず企業でも導入は増えてくるでしょうから、社会全体としての経費の節減にもつながりそうです。

原子力はいくら経費をかけて安全性を高めても、燃料そのものが危険なのですから、危険がなくなることはありません。太陽光発電など、危険のないエネルギーをより効率よく電力に使えるように、もっともっと技術革新に勤めてもらいたいと思います。

●●太陽光発電はパネルを取り付けるだけで簡単に行う事ができるので、お手軽なところが一番良い点だと思います。

また、パネルの大きさも自由に選ぶ事ができるので、たとえば自宅の屋根がとても日当たりがよかったりしたら、そこを利用して自家発電だって可能です。

自宅で太陽光パネルを取り付ける場合、初期費用のみかければ、あとはどんどん発電してくれるので効率的です。更に自宅だけでなく、自動車なんかにつける事も可能です。

空港から東京までをつなぐ線路沿いにはずらっと太陽光パネルがならんでおり、太陽光を有効活用しています。もともとある自然のエネルギーを利用しますし、画期的で更に環境にも優しい発電の方法だと思います。

●●太陽光発電の優れている点は以下の3点だと考えます。

1.ほぼ無尽蔵である。
元となるエネルギーは太陽の光です。太陽そのものにも寿命はありますが、何億年と長いものであり、人類の歴史以上に長いものです。そのため無尽蔵であり、永久に利用することができます。

2.発電時に何も排出しない。
化石燃料や原子力の場合は発電時と引き換えにカスやごみが出ます。そして、その処分に苦慮します。対して太陽光発電は太陽の光を受光するので発電ができ、ごみなどの排出することはありません。

3.クリーンなイメージがある。
特に日本人はですが、太陽信仰もあるように、太陽に対して浄化されるというイメージがあります。そのため、太陽を利用する太陽光発電に関してクリーンなイメージを持っています。導入に関して同意が得られやすいです。

●●私は太陽光発電に賛成です。太陽光発電は、太陽の光をエネルギーに変えて利用するから安全だし、一番よいエネルギーの作り方だと思います。いろんなデメリットを解決していき、太陽光発電の発電量が増えるといいなと思います。

設置やメンテナンスの費用を抑える方法が改善できれば、より個人でも導入しやすくなります。全部の家で実施できれば、電力需要の大きい夏と冬以外は、エリア単位で自給自足も夢ではないと期待しています。

反対意見

●●太陽光発電はそのメリットの一つとして、作った電気を使う事で電気代を削減できて、さらに余った電気を売電する事で収益も得られることが盛んに言われていますが、契約時のその電気の売値価格を決める時期にも左右されてきます。

一度価格が決まると10年間はその価格で売電することができるのですが、売電価格も年々下がっていることから、初期の頃に参入している人よりかは売電による旨味も減ってきています。

また、太陽光発電には多くの業者が参入していることもあり、中には悪徳業者もいるようですので、設置費用が不当に高額にされてしまうリスクもあり、業者をしっかりと選別する目も必要でしょう。

初期投資以外にも、契約期間が終了した後のメンテナンス費用が有償になったり、長い年月による劣化から、契約期間であっても太陽光を電力に変えるためのパワーコンディショナーなどの部品交換が必要となることもあり、思わぬ多額な交換費用が発生することもあります。

つまり、最初のシュミレーション通りの収益になるかどうか、長い期間の間には不確かな部分もあるということは考えておく必要がありますので、計算上での利益を考えるだけの太陽光発電の設置には反対です。

●●太陽光発電は自然エネルギーで地球に優しい一面もありますが、いくつかデメリットもあります。

まずは天候によって発電量が左右されてしまうことです。電力は安定的に必要なものであるので、日によって量が減ってしまうと困ることも多いです。

また、夜になってしまうと発電はできませんので、天気が晴れているからといって発電し続けられるものでもありません。

後は設置コストもかかってしまいます。他の発電では各家庭に設置コストを大きく脅かすものは少ないですが、屋根に取り付けて行うことが主流のため、どうしても費用がかさんでしまいます。

設置したソーラーパネルをたびたび綺麗に掃除しないと発電効率もぐんと落ちてしまうので、その手間も含めて考えれば、太陽光発電は良くありません。

●●太陽光発電はコスト的に高過ぎるということで反対です。太陽光発電を設置するのに200万円から300万円かかります。ちなみに現在の我が家の電気料金は年間10万円ほどです。300万円といったら我が家の30年分です。

つまり、30年以上使わないと元が取れないということです。でも、そんな長期間、屋根の上のパネルが長持ちする筈がありません。結局10年も経てばボロボロです。そして新しい技術ができて、時代遅れのパネルを使うことになります。

太陽光発電の会社が何年保証して、メンテナンスをしてくれるかにもよりますが、10年以上はあり得ないので、保証なんて意味がありません。

それに設置業者が未熟だと、雨漏りがしたり、パネルが脱落したりするようです。そんなリスクを犯してまで太陽光発電をするメリットはありません。価格的にコスパが悪過ぎます。単にクリーンだというだけでは、経済的に見合いません。

●●太陽光発電に頼る事はできないと考えます。今の日本で発電の中心になっている原子力発電や火力発電は「能動的」な発電ですが、太陽光発電は風力発電等と同様に「受動的」発電です。

受動的という事は、自分達の意思だけではどうにもならないケースがあるという事です。

もし太陽が全くでない日が連続した時に太陽光発電はできるのでしょうか?多少はできるのかもしれませんが、おそらく必要な量には遠く及ばないでしょう。

このように不確定要素の多い受動的な太陽光発電を柱に据えた発電というのはリスクが大きすぎるという事になってしまいます。

ですから、発電の中心はあくまでも能動的にできる発電方法であるべきで、太陽光発電はあくまでもサブの発電方法であるべきです。

●●発想自体は悪くないし、上手く活かせれば電気を生み出せる画期的な方法だと思います。しかし、長い目で見ると膨大なお金が掛かり、尚且つ装置自体が脆いという点では反対です。

もしも今よりも技術が上がり、低コストでそこそこの電気が生み出せるのであれば、研究を続けて太陽光発電を駆使してエネルギーを作れば良いと思います。

ただ、お金を掛ける点が少しズレているので、今現在では褒められたものではありません。特に、各家庭で設置されているパネルなんかはあまり丈夫でなく、ゆくゆくは壊れてしまい、資源の無駄になっています。

まずはそこを解決する事と、今後太陽光発電が主流になるならば、国を挙げてやるべきです。一部で行っているだけでは本当に税金の無駄遣いです。

●●太陽光発電は自然エネルギーで発電を行うため、火力発電など化石燃料を使用する発電方法と比べて圧倒的に環境に優しく、年々深刻化されるエネルギー資源問題の有力な解決策の一つとされています。

しかし、「反射光トラブル」という問題が起こってしまうリスクがあるため、太陽光発電には否定的な立場を持っています。

反射光トラブルとは、太陽光パネルの反射光によって自宅の室温が上昇したり、反射光がまぶしくて日常生活に支障をきたしてしまう問題のことです。

実際に裁判になったことがあり、横浜地方裁判所の平成24年4月18日の判決では、原告が勝訴したものの、控訴審の東京高等裁判所の平成25年度3月13日の裁判では一転して原告側が敗訴してしまいます。

しかし、太陽光の反射光によって、室温が50度以上になることや、家でもサングラスをかけながら生活をしてしまうことがあり、乳幼児や高齢者に関しては、これらにより、失明や最悪死に至るケースがあると考えられます。

●●太陽光発電の全てに反対するわけではありません。個人やビルの所有者が屋上を使いソーラーパネルを設置するようなものは、どんどん推進していいと思います。しかし、業者による大規模発電には規制をかけるべきだと考えます。

現在、地方の山間部では、大規模なソーラー発電の開発が進んでいます。そのような大規模開発によって、地方の貴重な自然が破壊されています。

山を切り開いてパネルを設置するので、動植物の住みかが失われてしまいます。また、開発をすることで山間部が持っていた治水機能も失われ、土砂崩れなどの災害に弱い土地となってしまいます。

このように、大規模なソーラー発電は地方の自然破壊と、災害のリスク増大をもたらします。よって、こうした大規模開発に反対します。

家庭用太陽光発電と産業用太陽光発電(メガソーラー)の違い

ソーラーパネルを何枚も並べた大規模な太陽光発電システムのことを産業用太陽光発電と言います。更に、その中でも出力が1,000kW(1MW=1メガワット)を超えるものに関してはメガソーラーとも呼ばれています。

電力会社だけではなく、一般事業者や自治体などもこのような発電設備を保有しています。

既にご自宅に太陽光発電システムを導入されている方も増えてきているうえ、ソーラーパネルのメーカーも積極的にPR活動をしてきましたが、家庭用製品はどうしても設置するパネルの枚数が少ないです。

屋根の広さによっても異なりますが、一般的には十数枚から三十数枚程度となっています。

それに比べて産業用の場合は設置面積も広いですので、ソーラーパネルの枚数も桁違いに多くなります。商業施設や工場などでは百枚単位で設置されていますし、メガソーラーの規模になると数千枚から数万枚ものソーラーパネルが設置されます。

太陽光発電のメーカー比較

家庭用太陽光発電システムの導入を検討されたことがある方ならご存じかと思いますが、大手家電メーカーを中心に多くの企業がシステムの販売を行っています。その中でも特に有名なメーカーを以下にいくつかご紹介したいと思います。

メーカー 解説
パナソニック 「住宅用太陽光発電システム」
パナソニック製の太陽光発電システムです。日本だけではなくイタリアやフランスやドイツなどへも納入しています。同社では松下電器産業時代の1975年から太陽電池の研究開発を行っています。
シャープ 「サンビスタ」
シャープ製の太陽光発電システムです。液晶テレビを始めとした家電が有名なメーカーですが、太陽光発電市場でも高いシェアを誇ります。1959年から太陽電池の研究に取り組んでいて、歴史も長いです。
京セラ 「太陽光発電システム/わが家電力」
京セラ製の太陽光発電システムです。太陽電池の性能はもちろんですが、サポートが充実していることでも知られています。落雷や台風などといった自然災害でも保証期間内ならちゃんと保証してくれます。
三菱電機 「三菱住宅用太陽光発電システム」
三菱電機製の太陽光発電システムです。発電量と耐久性を掛け合わせた生涯発電力という点に着目して、開発を行っています。電力変換効率や自然災害に対する耐久性は業界トップクラスです。
東芝 「住宅用太陽光発電システム」
東芝製の太陽光発電システムです。京セラと同様に特にブランド名は設けられていません。10年間は無償の保証制度を利用できるほか、有償にはなりますが15年や20年の保証制度も準備されています。
ソーラーフロンティア 「住宅用太陽光発電システム」
ソーラーフロンティア製の太陽光発電システムです。広く用いられている結晶型というタイプの太陽電池ではなく、CIS太陽電池というものを採用しています。大規模な産業用やメガソーラーも手掛けています。

太陽光発電の一括見積もり比較

太陽光発電を導入するに当たって、必ずやることをおすすめしているのが一括見積もりです。

なぜ一括見積もりが大事なのか、そしてどの一括見積もりサイトを使えば良いのかは、姉妹サイトの「一括!太陽光発電」にて、詳しく解説しております。ぜひ参考になさってみてください。

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