オール電化の特徴とメリットデメリット
更新日:2019年2月2日
オール電化とは、その名の通り、家の中で使うエネルギーを全て電気でまかなうことを意味します。このような家をオール電化住宅とも言います。
もともと省エネで光熱費節約になるということから人気となっていましたが、2016年の電力自由化で電気料金が割安になったことから、更に注目を集めるようになりました。
目次
特徴・仕組み
(イラスト出典:パナソニック)
オール電化最大の特徴はガスを使用しないことです。
従来型の住宅でガスが必要となる場面としては「給湯」と「料理」が挙げられますが、オール電化住宅では給湯も料理も以下の商品に置き換えることで、ガスを使用せずに全て電気でカバーできるようになっています。
- 給湯:エコキュートあるいは電気給湯器
- 料理:IHクッキングヒーター
また、オール電化住宅に必須という訳ではありませんが、多くのオール電化住宅には太陽光発電も導入されています。
オール電化にすることでガスの代わりに電力を使うため、当然電力の使用量は増えてしまうのですが、その分を太陽光発電でカバーすることができます。更には余った電力を電力会社に売ること(売電)も可能です。
メリットデメリット
メリット | デメリット |
---|---|
ガス料金がかからない | 電気代は高くなることが多い |
光熱費の支払いを電力会社に一本化できる | エコキュートやIHクッキングヒーターなどの導入費が高額 |
非常時の復旧スピードが早い(電力はガスや水道よりも復旧が早いとされている) | 停電時になにもできなくなる恐れがある(給湯・調理・照明など) |
ガス漏れや一酸化炭素中毒のリスクが無くなる | 電気料金が値上がりすると、その影響が大きくなってしまう |
新築の場合はガスの配管工事が不要となり、その分費用が浮く | オール電化住宅として建築済みの場合、後からガスを併用することは困難 |
オール電化のメーカー比較
オール電化にするためには主に「エコキュート」と「IHクッキングヒーター」が必要となりますが、これら両方を作っているメーカーもあれば、どちらか一方のみを手がけているメーカーもあります。
そのため、オール電化のメーカーとして、それぞれ独立しているページを作って、まとめてみました。
もちろん、「エコキュート」と「IHクッキングヒーター」のメーカーを同じメーカーに揃える必要はありません。
メーカーや販売店によっては、同じメーカーで揃えて同時に購入することを条件に割引を行っているというケースがあるかもしれませんが、特にメーカーにこだわりが無ければ、デザインや省エネ性能などをそれぞれ比較して選ぶことをおすすめします。