発電方法の種類をメリットデメリットで比較

更新日:2018年8月12日

日本で行われている様々な発電方法を比較しています。一言で「発電」と言っても色んな種類がありますので、それぞれ長所短所をまとめてみました。

火力発電

メリット デメリット
高い出力と安定した発電が可能 日本であまり採れない化石燃料を大量に使用する
出力のコントロールをしやすい 地球温暖化の原因となる二酸化炭素を多く排出する
日本の電力供給を支える主流の発電方法 使用する燃料によっては有毒なガスを多く排出する
以前よりも環境性能がかなり向上している 化石燃料の輸入価格が向上すると電気料金に反映されることもある
電力の大消費地でも発電所を作れるため、送電ロスを抑えることができる 円安になると化石燃料の調達により多くの費用が必要となってしまう
集中型電源である(集中型電源と分散型電源の違い

水力発電

メリット デメリット
二酸化炭素を排出しない ダムを必要とする場合は膨大な建設費がかかる
再生可能エネルギーである ダムを必要とする場合は建設時に自然破壊が発生する
水資源が豊富な日本に向いている 既に数多くのダムがあり、ダムの新規建設が困難
小規模のものは大消費地にも設置できる ダムが決壊すると周辺地域に多大な被害を及ぼす可能性がある
揚水式発電所を巨大な蓄電池と考えることができる 電力需要に応じた発電量のコントロールが困難
集中型電源である(集中型電源と分散型電源の違い

風力発電

メリット デメリット
二酸化炭素を排出しない 風が吹かないと発電できない
再生可能エネルギーである 騒音被害を発生させる可能性がある
海岸線の長い日本に向いている 風車の羽に鳥が衝突する可能性がある
海上に風車を設置することもできる(洋上風力発電) 山中に設置する場合は自然破壊が起きる
小規模分散型の発電方式であるため、災害や事故があっても全体の稼働率は高い 多額の初期投資が必要となるため、民間事業者にとってはメガソーラーよりも手を出しにくい
分散型電源である(集中型電源と分散型電源の違い

地熱発電

メリット デメリット
二酸化炭素を排出しない 開発費や調査費が高い
再生可能エネルギーである 発電所建設の調査から発電所稼働までの期間が長い
朝から晩まで安定した発電が可能 比較的規模が大きくなるため、周囲の景観に影響を及ぼす
季節や天候の変化による影響を受けない 僅かながら温泉の泉質や湯量に影響を与える可能性がある
地熱量が世界3位である日本に向いている 国定公園や国立公園などといった開発規制が設けられている場所に熱源が多い
集中型電源である(集中型電源と分散型電源の違い

太陽光発電

メリット デメリット
一般住宅にも設置可能 一般住宅に設置するにはコストが高い
二酸化炭素を排出しない 天候によって発電量が大きく変わる
再生可能エネルギーである 太陽の出ていない夜間はほぼ発電できない
故障しにくいためメンテナンスが簡単 メガソーラーは設置先地域の雇用を生まず、経済効果も限られる
補助金制度や固定価格買取制度が設けられている 遊休地活用には効果的だが、メガソーラーを設置するために自然破壊が起きる可能性がある
分散型電源である(集中型電源と分散型電源の違い

原子力発電

メリット デメリット
技術を海外へ輸出できる 放射性廃棄物の始末が困難
二酸化炭素の排出量が小さい 燃料は海外からの輸入に頼っている
発電量の割に燃料コストが安い 事故が起きると被害が大きくなりやすい
高い出力と安定した発電が可能 被害を与えた場合の賠償金が高額になりやすい
発電所を設置した街への経済効果が大きい 原子力や原子力発電に関する技術者が不足気味である
集中型電源である(集中型電源と分散型電源の違い

バイオマス発電

メリット デメリット
資源の有効活用になる バイオマス資源の収集にコストがかかる
再生可能エネルギーである 他の再生可能エネルギーと比べると注目度も普及レベルも低い
固定価格買取制度の対象である 本来食用のものを燃料として使用することで、対象となる食品が値上がりする可能性がある
ゴミや廃材を減らし、地域環境の向上が見込める バイオマス資源栽培のために自然破壊をして耕地を拡大する事業者が出てくる可能性がある
カーボンニュートラル(二酸化炭素を増加させないという考え方)である 二酸化炭素を増加させないというだけで、全く排出しない訳ではない
集中型電源である(集中型電源と分散型電源の違い

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