風力発電の特徴とメリットデメリット

更新日:2018年8月12日

ウインドファームと呼ばれるような何機もの風車を稼働させている発電所の場合は別ですが、一機から数機程度の風車を電力の消費地近くに設置することができる風力発電は、一般的に分散型電源に分類されています。

風という尽きることのない自然の力を利用しているため、環境に優しいクリーンな発電方法です。

目次

  1. 特徴・仕組み
  2. メリットデメリット
  3. 今後の課題
  4. 賛成意見
  5. 反対意見

特徴・仕組み

風力発電の仕組み
(出典:中部電力

風力発電の最大の特徴は「風」という自然の力を用いている点です。そのため、自然エネルギーを用いた発電とされることもありますし、風は枯渇することがないことから再生可能エネルギーを用いた発電とされることもあります。

ちなみに、現状では自然エネルギーも再生可能エネルギーも同義語として使われています。

また、日本は島国で海岸線が長いため、風力を得やすいという点も見逃せません。内陸部と比べると海に面している地域の方が風は吹きやすく、それはつまり風車の羽を回しやすいと言い換えることができます。

羽が回る力を発電機に伝えて発電を行うわけですから、風が吹きやすい地域の方が発電量も当然大きくなります。

最近では洋上風力発電の実証研究も進められています。これは従来のように地上に風車を建設するのではなく、海上に建設するタイプの風力発電のことを指します。

海上には風を遮るものが何もないため、より多くの風を受けることができるというメリットがあり、今後の風力発電の主流となる可能性も秘めています。

メリットデメリット

メリット デメリット
二酸化炭素を排出しない 風が吹かないと発電できない
再生可能エネルギーである 騒音被害を発生させる可能性がある
海岸線の長い日本に向いている 風車の羽に鳥が衝突する可能性がある
海上に風車を設置することもできる(洋上風力発電) 山中に設置する場合は自然破壊が起きる
小規模分散型の発電方式であるため、災害や事故があっても全体の稼働率は高い 多額の初期投資が必要となるため、民間事業者にとってはメガソーラーよりも手を出しにくい

今後の課題

分散型電源として今後の普及に期待がかけられていますが、発電コストを下げるための大きな課題として「風車の耐久性の向上」が挙げられます。

小型のものであれば比較的故障しにくいのですが、大型のものになると故障率は上昇します。故障率が上がるとメンテナンスや修理のコストも上がってしまいます。

主な故障原因として、台風や落雷などといった自然災害が挙げられます。もちろん故障しないための様々な工夫が施されていますが、自然災害による故障例は少なくありません。

より故障しにくい耐久性の高い風車の開発を進めることで、現状よりも発電コストを抑えることが可能となります。

また、こちらは気象の分野となりますが、風力予測の技術向上も課題の一つです。しっかりと実地調査を行っても、稼働後に風力不足で十分な発電量を得られないということが実際に起きています。

難しいことではありますが、風力予測の技術が向上することによって、これらの無駄を省くことができるようになるのです。

賛成意見

●●風力発電はクリーンなエネルギーですので、風力発電自体は全面的に賛成です。風という自然に作られるものですから、環境を破壊する要素はほぼありませんので、絶対にやったほうが良いです。

クリーンエネルギーで電力を作ろうすると、雨がたくさんふるときもあれば、風が強いときもあれば、日差しが強いときもあるなど色々な条件がありますが、風が全く吹かないということはほとんどないと思いますから、電気を供給する中で風力発電の割合が上がることは喜ばしいことだと思います。

また、風力発電の利用頻度があがり、電力供給の割合が増えるのでしたら、石油や原子力など自然を破壊する可能性がある他の発電方法を使わなくてよくなりますから、50年後や100年後、日本という国が存続するためも必要と考えます。

●●日本は風の強い日が多いので、風力発電に賛成です。ベランダで洗濯物を毎日干している人であれば、分かると思いますが、強風の日というのが結構頻繁にあります。中には、強風で洗濯物が飛んでしまう時もあります。

そして風が強ければ、洗濯物は乾きやすいので便利なのですが、この強風を洗濯物を乾かすためだけに使うのは、かなり勿体無い気もします。

また、近所には、屋根に風車を置いて回してる家がありました。一般の家の中には、すでに風力発電を取り入れているところもあるのかもしれません。

私が見た屋根にあった風車は、ちょっとブンブン音がうるさいかなという気がしました。しかし、周りに住宅がないような場所では、風車の音が少しうるさくても、あまり問題にならないでしょう。

それから、日本の強風にどれだけ発電力があるのかという興味もあります。

●●私は風力発電によるエネルギー生産に対して賛成です。風力発電は風をエネルギー源として利用するので、枯渇する心配がありません。

また、火力発電による二酸化炭素排出や原子力発電による放射能の流出などの問題がないので、環境に優しく、健康被害もありません。風の力だけを必要としており、風はなくなることがないので資源に限界はありません。

日本においては島国であり、周りに海が多いので、風を受けやすい海岸線に設置することで、効率良くエネルギーを生産することができます。また、風が吹いていればエネルギーの生産ができるので、24時間365日エネルギの生産は可能です。

これらのように、風力発電にはとても多くのメリットがあるので、私は風力発電に対して賛成です。

●●日本には山も海もあり、そこには絶えず風が吹いています。この風は自然由来のものであり、使わないのはもったいないといえます。

風力発電の仕組みはいたって単純であり、大きな風車を風で回し、そして発電を行うのです。仕組みはいたってシンプルですから、場所さえ確保できれば、すぐにでも風車を建てて、発電を行うことができます。

日本国内には、一年中強い風が吹いていながら、その風を利用していない地域がたくさんあります。そのような場所に、今すぐに風力発電用の風車を建設して発電を行えば、風を有効に利用する事が可能です。

日本人にはもったいないの精神があるのですから、風という自然からの贈り物を有効に利用すべきです。

●●風力発電は燃料を必要としないので、CO2や温室効果ガス、有害物質、有毒物質等の排出がないうえに、再生可能なエネルギーでもあり、他の発電方法に比べて地球にやさしい発電方法です。

また、発電後の処分しなければならない物もないですし、燃料が必要無いので燃料の価格や他国との関係に左右されることもありません。日本は島国で風も良く吹きますので、日本に適した発電方法の一つと言えると思います。

風が吹いているところならどこでも24時間発電できるので、陸地だけではなく、水上でも可能だそうです。総合的に考えて発電コストも低く、持続可能な発電方法で、推進すべき発電方法だと思います。

また、原子力の事故のような、人々の生活に何らかの大きな影響を及ぼすり事故につながるリスクも低いと考えます。

●●風力発電の推進に賛成です。風力発電の一番のメリットはやはり環境に優しいということです。

原子力発電のような事故の心配もなく、火力発電のように二酸化炭素などの温室効ガスの排出もなく、そして、燃料を必要としないので資源が枯渇する心配もありません。風が吹けば24時間いつでも発電することができます。

日本は国土が狭く、安定して風を得られる場所が限られていましたが、最近は海上に風車を設置する洋上風力発電の技術が上がっており、海の多い日本にはチャンスだと思います。

海上は地上に比べて風を安定して得ることができます。この技術が進めば、世界中で使われる電力を全て作り出すことも可能という研究も出ており、かなり期待できると思っています。

●●危険な原子力発電を一刻も早く止めるために、燃料を必要としないクリーンな自然エネルギーをもっと利用すべきだと思います。

風力発電は、二酸化炭素を発生させないので、地球温暖化を促進させることがなくて、地球環境にたいへん優しい発電方法だし、資源の枯渇の心配がない再生可能エネルギーなので私は賛成です。

日本は島国で、海に囲まれているので風力を得やすく、風力発電に適している国だと言えます。また、同じ自然エネルギーの太陽光発電に比べ、夜間でも風が吹けば一日中発電が可能というメリットもあります。

それから、これは非常に個人的な意見なのですが、風力発電の設備が立ち並んだ光景が美しくて、とても好きです。

反対意見

●●風力発電は自然エネルギーで注目されていますが、風が吹かない限り発電できないので、安定的な電力を生み出すことはできません。

電力は安定的に必要になるものなので、風が吹かない時と吹く時で差が出てしまうと困ってしまいます。また、風の吹く力はそれほど大きくありませんので、発電力も少ないです。

違う視点で考えると、風が吹いて風車を回すことで発電となりますが、その風車の音は発電するほどの大きさが必要なのでとても大きな音になると思います。その音は騒音問題につながって、人々が住むに当たって良くないことに繋がります。

また、風車に鳥が当たってしまって巻き込まれることも考えられますので、他の動物にとっても危険なものになり得ます。

●●風力発電は供給に安定性がないことと、騒音の心配、そしてメンテナンスや設置場所の確保の難しさから反対です。

まず風力発電は風頼みです。風が吹かなければ電気は発生しないし、台風のように風が強すぎても発電施設が損傷します。どちらも電気の供給はストップするわけです。

風力発電に適した都合の良い風が一年中、吹いてくれる保証はありません。そんな不安定な電気の供給は当てになりません。

次に騒音ですが、アレだけ大きな風車が何百基もビュンビュン回れば、低周波も高周波も何でも発生します。おそらく近隣住民に健康被害を与えるでしょう。そして近隣住民はその場所で生活できなくなります。

また、メンテナンスも費用が掛かります。風車の数が多いほど壊れる数も増えます。それに、毎日風に吹かれているのですから、老朽化も早いです。風車が回らなくなったら電気は止まります。

そして風車の設置場所ですが、日本は国土が狭いです。アメリカのようの広大な土地に風車を設置できるわけではありません。結局、発電所の規模が小さくなり、発電量が需要に追いつかないことになります。

無理して設置すればするほど、コスパが悪くなり、結局電気料金が上がるでしょう。日本中のごく一部で実験的に風力発電を行うなら問題ありませんが、もし日本中全部を風力発電に移行するなら断固反対を表明します。

●●風力発電設備は施設が巨大なため、施設の設置費用や設置にかかる期間が膨大なものとなってしまい、設置した場合の年間の発電量とのバランスが取れるかが疑問です。

また、風力発電設備のブレードによる騒音や振動による被害が起きた例があり、住宅地の近くなどの設置には特に問題があるように考えられます。

ここまでは前提にすべき問題か難しいのですが、ブレードが破損して飛来した事件も過去に起きており、安全対策や設置位置の住民への協力を得られるかという問題や、土地費用の懸念は大変大きいように思います。

その他、風力発電設の施設が比較的大きく目立つもののため、景観の問題もあり、風力発電設備の設置には反対です。

●●風力発電について、主に自然保護の観点から反対します。まず風力発電とは、巨大な風車のプロペラを風の力で回し、その運動エネルギーを利用して発電機を起動、電気に変換する仕組みです。

弱い風ではプロペラを回すことができないので、主に風の強い山の上などに設置されています。

風車のような巨大な建造物を建造するとなると、山を切り開いたりと、周囲の自然環境に多大な影響を与え、景観が崩れるなどの意見も多く、反対運動の理由にもなっています。

また、風力発電機は騒音、低周波音を引き起こすことも知られており、近隣住民はもちろん、周囲に生息する野生動物にも良い結果を引き起こすとも思えません。

一般的に風力発電は自然環境に配慮した素晴らしい発電方法であるかのように思わている場合もありますが、自然環境を破壊しなければ成り立たない発電方法であり、冒頭に書きましたが、自然保護の観点から風力発電を反対します。

●●自然の力を利用して電力を生み出すものですので、一見いい感じがしますが、風が吹かなければ電力が生み出されることはありません。安定した電力を供給することができないのです。

電気は毎日使うものですので、「風が吹かないから今日は電気が少ししかありません」では生活が成り立たなくなってしまいます。

また、風力発電は大きな風車を建設しないといけないため、住宅地には騒音などの問題から建設できませんし、自然豊かな大きな土地に建てないといけませんから環境破壊につながってしまいます。

風車の管理も大変です。強風が吹いて壊れることもあるでしょうし、雷が落ちたら壊れるでしょう。修理のためのコストが意外とかかってしまいます。これらの理由から風力発電には反対です。

●●風力発電のデメリットは、その騒音です。発電機が風に吹かれて回転する時の騒音は、近くに住んでいるとかなり気になります。一台一台はそれほどの音でなくても、何台も集まるとかなりのうるささになってしまいます。

人が多くすむ多い地域には向かない発電法だと考えます。かといって、人のいない田舎に作ることにも問題があります。

大抵の場合、風力の強い小高い山に発電機を設置することになりますが、その設置作業のために山間部を切り開かねばなりません。これは地域の環境に大きな負荷をかけてしまうことになります。

自然に優しいはずの風力発電で、自然環境破壊を推進してしまっては全く意味をなしません。以上の理由により、風力発電は都市でも田舎でも設置することには反対です。

●●私は風力発電に反対です。理由は安定性が悪い上に設置場所が限られるためです。

風力発電は風がないと発電できません。そして、電力が不足する真夏にはそんなに風が吹かないことが多いので、欲しいときに発電できない点が弱点だと思います。

また、騒音や低周波といった周囲の住民への影響が大きいので、設置場所も限られます。風力発電の機械自体が大きいので山の上に置くのもコストがかかりますし、平野部は周囲に住んでいる人に悪影響が及びます。

さらに、風向きなども考慮して設置しないといけないので、一か所で大量の電力を発電する風力発電設備を作るのは難しいと思います。

電力供給が不安定という点と、近隣住民に悪影響が及ぶために設置場所が限られる点から、私は風力発電に反対です。

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