去勢手術・避妊手術の必要性とメリットデメリット

更新日:2018年12月7日

犬や猫を飼っている方にとって、自分のペットに去勢手術や避妊手術を受けさせるかどうかは悩みどころです。実際、積極的に行うべきだという人もいれば、健康な体にメスを入れる必要はないと否定的な人もいます。

去勢や避妊の必要性に関しては昔から議論されていることではありますが、こちらで一度考えてみたいと思います。

目次

  1. かつての主な目的
  2. 現在の主な目的
  3. メリットとデメリット

かつての主な目的

去勢手術(オス)と避妊手術(メス)が誕生した背景には、不幸な命を増やさないという目的がありました。今でもこの点は去勢や避妊の目的の1つになっていますが、昔はこの点だけが去勢と避妊の理由と言っても過言ではありませんでした。

今と異なり、昔はペットは放し飼いにされていることが多く、飼い主の知らぬうちに野良犬(野良猫)や他の飼い犬(飼い猫)と交尾をしてしまい、その結果、子どもまで産まれてしまうということも少なくありませんでした。

子どもを産んだペットを飼っている家族が、経済的に新しい子を育てることができる場合や、他の引き取り手を見つけられるのであれば、それほど問題にはならないのですが、残念ながらそうでない場合には捨てられてしまうことがほとんどでした。

捨てられた犬や猫は、運良く他の誰かに飼われることもなくはなかったのですが、野良として暮らしていったり、殺処分されてしまったりというケースが多かったのです。このような背景があり、去勢や避妊の必要性が語られるようになりました。

現在の主な目的

ここまでは「不幸な命を増やさない」という内容についてご紹介させて頂きましたが、現在では去勢や避妊の手術を行う目的が変わっています。

もちろん「不幸な命を増やさない」ことも大事ですが、現在では放し飼いにされていることはほとんどないため、どちらかと言うと他の目的があって去勢や避妊をすることが多いです。

それは「病気を防ぐこと」と「飼い主との共存関係を良くすること」です。まずは前者についてですが、オスが去勢することで前立腺や精巣などの病気予防に、メスが避妊をすることで子宮や乳腺などの病気予防になると言われています。

後者は行動の改善を目的としていると言い換えることもできます。

去勢や避妊をすることによってペットを発情に伴うストレスから解放してあげることができるため、その結果、以前よりも性格が穏やかになったり、問題行動(室内でのマーキングや無駄吠えなど)が減少するとされています。

メリットとデメリット

ここまでは主に去勢や避妊の良い面をお伝えしてきましたが、去勢や避妊の手術を行うことが100%間違いなく良いことであるかと問われると、必ずしもそうとは言い切れない部分もあります。

そこで最後に、去勢手術や避妊手術を受けることのメリットとデメリットを箇条書きでご紹介したいと思います。

メリット

  • 病気の予防に繋がる
  • 性格が穏やかになる
  • 問題行動が少なくなる
  • 不幸な命を減らすことができる
  • ストレスが減ることから寿命が若干延びる傾向にある

デメリット

  • 繁殖したくてもできなくなる
  • 手術後しばらく痛みがある場合がある
  • ホルモンバランスが崩れ、肥満になりやすい
  • 手術費用(オスは2,3万円・メスは4,5万円)がかかる
  • 去勢手術にも避妊手術にもペット保険を適用することはできない

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